極私的映画案内

新作、旧作含め極私的オススメ映画をご案内します。時々はおすすめ本も。

ツイン・ピークス The Return Episode 10 〈第10話〉

EPISODE 10


ツイン・ピークス:ミリアム・サリヴァンのトレーラーハウス

ミリアム・サリヴァンにひき逃げの現場を目撃されたリチャード・ホーンが、ミリアムのトレーラーハウスに車でやって来る。

「ミリアム!」
「やめて!来ないで!リチャード」
「なあ、ちょっと話したいだけだ!」
「あんたがあの男の子ひき逃げしたこと、
通報したからね!」
「もう通報したのか?」
「そーよ!やめて!こっち来ないで!」
「他のやつには?」
「言ってない
でもあんたはいまだに逮捕されてない
だから手紙も書いたの」
「手紙って何だよ?」
「保安官への手紙、
トルーマン保安官にもう送ったからね!
知ってること全部書いた
もしあたしに何かあったら犯人はあんただってこともね、わかった?」
「それ、今日出したのか?」
「ええ、そうよ!」

リチャードは無理矢理トレーラーハウスに押し入り、
ミリアムに襲いかかる。
何かが落ちたり、ぶつかったりする物音。
やがて、何かが倒れるような大きな音。

リチャードはトレーラーハウスから出てくると何処かへ電話をかける。
電話の相手は保安官事務所のチャドだ。

「ミリアムのクソが保安官宛に手紙を出した
渡る前に止めてくれ」
「うわあ、それはちょっと難しいかもな」
「ガタガタ言ってんじゃねえよ!
絶対に保安官に渡すな!
渡したらお前ぶっ殺すからな!」
「そう無理言うなって、やってみる」
「とにかくやれ!ボンクラ!
俺は逃げる」

車で走り去るリチャード。

トレーラーハウスの中のミリアム。
呼吸はしているが、床には血だまりが広がっている。

※リチャード・ホーンとチャドは繋がっていた!
保安官事務所から麻薬捜査についての情報が漏れている様子もあったし、リチャードとチャドはドラッグビジネスでも繋がっていそうだ。
それにしてもリチャードは、
今シリーズ最悪のクソ野郎だな。
第1回で、
巨人がクーパーに言ったリチャードとリンダ

“リチャード”はこのリチャード・ホーンのことか?
リンダというキャラクターはまだ登場していない。
詳しくはこちら👉ツイン・ピークス The Return Episode 1 《第1話》 - 極私的映画案内


ツイン・ピークス:ファット・トラウト・トレーラーパーク

管理事務所の前で、カール・ロッドがギターを弾きながらRed River Valley を歌っている。

あるトレーラーハウスの窓を突き破ってマグカップが地面に落ちる。
中からは怒鳴り声が。

「ひどいもんだな…」

首を横に振りながらカールがつぶやく。

そのトレーラーハウスの住人は、
RRダイナーのシェリーの娘ベッキーと夫のスティーヴン・バーネットだった。

「給料上げろって頼めとか、俺言ってねえよな?
お前、いくら稼いでんだ?
ギリギリ最低賃金だろ?
ここの家賃も払えねえ
まともに掃除しろとも俺は言ってねえ
手ェ、出してんじゃねえよ
俺に逆らうんじゃねえ!
よく聞け!よおく、聞くんだ
純粋ぶった顔で俺を見るな!
いいか、お前のやってることは全部わかってんだからな
お前は…ああクソッ!」

怯えるベッキー

※なるほど、ベッキーとスティーヴンはこのトレーラーパークの住人だったのか。
しかし、元夫レオ・ジョンソンに暴力を受けていたベッキーの母シェリー。
美人の遺伝子は受け継いでも、ダメ男と一緒になってしまうところまで似なくてもいいのに。

意外と若々しいハリー・ディーン・スタントンの歌声はこちらから👉TWIN PEAKS 2017 clip - Red River Valley - YouTube


■ラスベガス:ミッチャム兄弟の邸宅

シルバー・ムスタング・カジノのオーナー、
ミッチャム兄弟の邸宅のリビング。
ロドニーが書類をチェック中。
(キャンディ、マンディ、サンディの三人組の)キャンディがハエをナプキンではたき落とそうとしている。
ハエをはたき落とそうとしてナプキンまで投げてしまったキャンディは、テーブルの上のリモコンを手に取る。

ハエがロドニーの左頬にとまると、
キャンディはリモコンでロドニーを強打。
狼狽えるキャンディの悲鳴にブラッドリーがリビングに入って来る。
ロドニーは出血しているが、大した怪我ではない。

※ミッチャム兄弟の片割れ(どちらが兄でどちらが弟か不明)のブラッドリー・ミッチャムを演じているのは、『ブルース・ブラザース』で有名な故ジョン・べルーシの弟ジェームズ・べルーシ
キャンディ、マンディ、サンディの三人、
予想通りの再登場。
しかし、この三人、いつもこの衣装のまま?


■ラスベガス:ベン先生のクリニック

ジェイニーEに連れられクリニックを訪れたクーパーがベン先生の診察を受けている。

ダギーと違い引き締まったクーパーの身体。
ベン先生もダギー(クーパー)の身体の変化に驚いている。
3日間行方不明になった後の夫の行動がおかしいと訴えるジェイニーE。
心音も肺の音も血圧も問題なし。
クーパーの身体を惚れ惚れと見つめるジェイニーE。

※クーパーを演じるカイル・マクラクラン
1960年生まれの58歳!
素晴らしい身体を保っていて、
このシーンの説得力もバッチリ!


■ラスベガス:ミッチャム兄弟の邸宅

すっかり日は暮れたが、ロドニーを殴ってしまったキャンディはまだ落ち込んでいる。
大丈夫だと慰めるロドニー。

テレビではローカルニュースが始まる。
クーパーを襲ったアイク“ザ・スパイク”が逮捕されたというニュース。

「アイクもヤキがまわったな」
「ヤツの殺しは取りやめだ」
「その分の金が浮いたよ、やったな!」

ミッチャム兄弟はテレビに映ったクーパーを見て、
クーパー(ダグラス・ジョーンズ)が自分たちのカジノでジャックポットを連発した“ミスター・ジャックポット”だと気付く。

「これでわかったな、
あのミスター・ジョーンズは本当にジョーンズさんだった」
「おかしな世の中だ」

キャンディはまだ泣いている。

「あんなことしちゃったら、
もう愛してくれないわよね

※ザ・スパイクの命を狙っていたらしいミッチャム兄弟。


■ラスベガス:ダギー・ジョーンズの自宅

チョコレート・ケーキを食べているクーパー。
ジェイニーEは夫を熱いまなざしで見つめている。
昼間目にしたクーパーの引き締まった身体に欲望をかきたてられたらしい。

「ダギー、あたしって魅力的?
ねえ、どう?」

妻よりもケーキに夢中のクーパー。

「あなたは魅力的よ、ダギー…うふふ」

ベッドでダギーの上になっているジェイニーE。
高まっていくジェイニーEは眠っていたサニー・ジムが起きるほどの大きな声を出す。
下になっていたクーパーはまるで初体験をした少年のような表情。

「ダギー、愛してる」
「愛してる」


ツイン・ピークス:ジャコビ先生のトレーラーハウス

相変わらず、インターネット中継で独自の陰謀説を唱えているジャコビ先生。

熱心に中継を見ているのはネイディーン・ハーレイ。

「なんて素晴らしいの」


※ネイディーンは前シーズン執着していた音の出ないカーテンレールの開発に成功した模様。
店を出している。
その名もRUN SILENT, RUN DRAPES
ショーウィンドウには、ジャコビ先生の金のシャベルがディスプレイされている。
買っちゃったのか、ネイディーン。


■ラスベガス:ダギー・ジョーンズの自宅

昨夜の余韻冷めやらぬジェイニーE。
ダギー(クーパー)にすっかり惚れ直したのか、
朝から熱いキス。

「ずっと昨夜のこと、考えてる
ホントに素敵だった…
どうしても、伝えたくて」


ツイン・ピークス:山の中

ジェリー・ホーンの携帯電話は圏外。

「うーっ、騙されないからな!
前にも来たことあるんだ!」

※前エピソードで右足に異常が発生したジェリー・ホーン。
まさか、あれからずっと動けずにいるのか?


ツイン・ピークス:保安官事務所

リチャード・ホーンからミリアムが保安官に送った手紙を取り戻すよう命じられたチャドは郵便の配達を待っている。

チャドは怪しむルーシーを天気の話で何とか言いくるめ、先に郵便物を受け取り、保安官宛の手紙を抜き取る。
その様子を窓から見ているルーシー。

※ルーシーからはチャドが封筒をこっそりシャツの中にしまったのが見えただろうか?


ツイン・ピークス:シルヴィア・ホーンの自宅

車を運転中のリチャードの携帯に、
チャドから手紙を取り返したと連絡が入る。

一方、椅子に拘束されているジョニー・ホーンは不気味なぬいぐるみと向き合っている。

「ハロー、ジョニー!ご機嫌いかが?」

何度も同じことを繰り返すぬいぐるみ。

リチャードの車がシルヴィアの家の前で止まる。

「車から降りずに帰りなさい、リチャード」
「顔、見にきたんだよ!」
「ダメ、来ないで!保安官を呼ぶわよ」
「やめてよ、ばあちゃん」
「ダメ!来ないで!」
「金、貸し手くんねえかな?」
「いやよ」
「2、3ドルでいいからさ」
「ダメよ、おじい様に頼みなさい
きっともうくれないでしょうけどね」
「金はあるけど、もうちょっといるんだ
俺に町から消えて欲しいんだろ?
なら出せよ、そうすればすぐに出てく」
「これ以上近付かないで、リチャード」
「金出せよ!ばあちゃん!」
「いやよ!」

ジョニーは母親を助けようともがくが、
椅子ごと倒れてしまう。
リチャードはジョニーに駆け寄ろうとするシルヴィアの首を絞める。

「なあ!絞め殺してやろうか?え、おいっ!
いいか、クソババア、
あいつのケツにねじ込んでやろうか?
もういいから、さっさと金、出せよ!!!」

リチャードはシルヴィアの首を絞め続け、
金庫の暗証番号を聞き出す。

「こんな簡単なことをややこしくすんじゃねえよ、
クソババア!!」

酷い捨て台詞を残し、
貴金属やバッグの中の金まで持ち去るリチャード。

※そうじゃないかとは思っていたが、
リチャードはベンジャミン・ホーンとシルヴィア・ホーンの孫だということが判明。
ということは、オードリーの息子ということか?
(それともジョニーの息子?)
いずれにせよ、リチャードがシルヴィアやベンに金の無心をするのはこれが初めてではなく、
家に出入りすることも禁じられている様子。
まったく、とんでもねえ野郎だ。
この修羅場とも言えるシーンのBGMがこの曲👉Mantovani And His Orchestra - Charmaine (1958) - YouTube
気味の悪いぬいぐるみもデヴィッド・リンチ印。


■ラスベガス:ダンカン・トッドのオフィス

ロジャーがザ・スパイクが捕まったとダンカンに報告。
オフィスには、既に客が来ていた。
待たされていたのは、
なんとラッキー7保険のアンソニー・シンクレア。

ダンカンに呼ばれたアンソニーは椅子に座ろうとする。

「座るんじゃない!
君は創造性豊かな人物だ
それを活かしてこれから頼むことを成し遂げて欲しい」
「なんでしょうか?」
「私の敵であるミッチャム兄弟を覚えているか?」

頷くアンソニー

「今から訪ねてくれ
彼らの3000万ドルの損失に対する保険の請求は却下する
ダグラス・ジョーンズのせいだと伝えろ
ジョーンズがあの兄弟への個人的な恨みでやったと吹き込み、後は黙って、見ていれば、ミッチャムたちがジョーンズを片付けてくれる」
「でも、もし…」
「何も言うな、失敗した場合は君の手でジョーンズを消してもらう」

※ミッチャム兄弟の敵、
ということはダンカン・トッドもカジノ経営者か?
ダギー殺害を命じたザ・スパイクが逮捕され、
ダンカンはアンソニーに保険請求を却下したのはダギー(クーパー)だとミッチャム兄弟に吹き込み、
彼らににダギーを殺させようとしている。
放火が疑われたが、保険金が支払われることになったと会議でアンソニーが報告していた案件がこの件かもしれない。
保険請求に不正があると見抜いたのは本当にクーパー(ダギー)だが、この不正にはアンソニーも関与していたのだろう。
しかし、一方的に命令されているアンソニーはダンカン・トッドに何か弱味を握られているに違いない。
借金か?


サウスダコタ州バックホー

FBI一行が宿泊中のホテル。
ホテルのバーでは、アルバートバックホーン警察のコンスタンスが何やらとってもいい雰囲気。

その様子を隠れて見守るゴードンとタミー。

※陰惨で謎多き事件の最中にもロマンスが進行中の模様。
同じ鑑識のプロとして意気投合か?


■ラスベガス:シルバー・ムスタング・カジノ

カジノのモニタールーム。
モニターにはラッキー7保険のアンソニー・シンクレアの姿が映っている。

「何しに来た?」
「誰が?」
「保険会社の間抜けがこんな夜更けに」
「ああ、あいつか
まったくこれっぽっちも信用出来ない男だ」

ミッチャム兄弟がキャンディを迎えにやる。
アンソニーを迎えに行ったキャンディは何やら話し込んでいて、一向に戻ってこない。
イライラを募らせるミッチャム兄弟。

「なんだ?ありゃあ」
「身の上話をしろとは言ってない!」
「何時間喋ってる?」

ロドニーはピットボスのウォリックにキャンディにすぐに戻って来させるよう命令する。

天気やカジノの中の温度について話していたというキャンディに呆れるミッチャム兄弟。

「それで、保険会社さんよ、今日は何だ?」
「ミッチャムさん、ミッチャムさん
お訪ねしたのは、お二人に是非お知らせしたいことがあったからです」
「ほう」
「何だ?」
「数ヶ月前に全焼したおたくの新しいホテル、
捜査の結果、放火と断定されたあれです
保険契約の担当は私でしたが、
請求の手続きはダグラス・ジョーンズという者が担当したんです」
「ダグラス・ジョーンズ?」
「内密にお耳に入れておいた方がいいと思って、
私の独断でお知らせに
実はそのジョーンズが職務上の権限を使って阻止してるんです
あなた方が受け取るべき火災で被った損害に対する保険金の手続きを
どうやら彼、何か個人的な恨みがあるみたいなんですよね
あなた方に今も絶対に保険金は支給しないと言い張って
どんな手を使ってでも食い止めようと必死になってる」
「ほう」
「本当か?」
「本当です、
お二人の敵は、ダグラス・ジョーンズです
今日はそれを伝えに来た」
「キャンディ、お送りしろ」

反応の鈍いキャンディを怒鳴るミッチャム兄弟。
去り際にミッチャム兄弟の敵はダギーだと念押しするアンソニー

※ミッチャム兄弟は自らのホテルに放火して保険金をせしめようと画策、アンソニーはその計画に一枚噛んでいたということか?
ロドニーを殴ってしまって狼狽えていたキャンディだが、そのショックも何処へやら、すっかり天然ぶりを発揮?


■ラスベガス:ミッチャム兄弟の邸宅

ダギーの件について相談するミッチャム兄弟。

「よくわかった、マーロン・ブランドの気持ちが
明日そのダグラス・ジョーンズに電話してアポを取れ」
「了解だ、それがいい」
「あの男は、俺たちから3000と44万7000ドルを
奪い取ったってことだ」
「ふざけやがって、一度ならず二度までも
思い知らせてやる、後悔するんだな
殺してやる!」

※まんまとダンカン・トッドの策略に嵌ってしまったミッチャム兄弟。


サウスダコタ州バックホー

ホテルの部屋で何やらメモを書いているゴードン・コール。
書いているのはメモではなく、絵のようだ。

そこへ、ドアをノックする音。
ドアを開けたゴードンはそこに泣いているローラ・パーマーの姿を見る。
しかし、ドアをノックしたのはアルバートだった。

「ダイアンが今朝11時13分にこのメールを受け取ったと
文面は、“ディナーの席での会話は弾む”
丁度クーパーが逃げた直後で、フィラデルフィア基地局を経由していたことがわかりました
ダイアンの恋人の一人かもと思いましたが、
タミーが追跡したところメキシコのサーバーからでした」
「メキシコ?返事はしたのか?」
「厳重に暗号化して返信しています
ヘイスティングス逮捕、彼をあの場所に連れて行く”
彼氏宛とは思えません」
「ハグされた時に感じたが、これで確信した」
「どうします?」
「泳がせるとしよう」

そこへ、タミーも合流。

「ニューヨークのペントハウスの事件、覚えてます?」
「ああ」
「こんなものが見つかったそうです」

タミーが差し出したペントハウスを写した写真には、
ガラスのボックスと一緒にバッド・クーパーが写っていた。

「なんと!これはエラいことだ
これは本当にエラいことだぞ」

※ニューヨークのペントハウスにバッド・クーパーがいたのはいつか?
そして、FBIの間でもダイアンへの疑惑が深まる。
ちなみにゴードンが書いていたのはこんな絵。
一体、何のことやらさっぱり。


ツイン・ピークス:グレート・ノーザン・ホテル

ベンジャミン・ホーンのオフィス。
ベンはシルヴィアと電話で話している。

「何、何をしたって?」
「押し入って、襲いかかってきて
ありったけのお金を奪っていったの!」
「ああ、なんてことを
ジョニーは無事なのか?」
「やっぱりあたしのことは聞かないのね
なんでジョニーなの?襲われたのは私よ!」
「シルヴィア、
もちろん君のことだって心配しているよ
いくら取られたんだ?」
「全部よ!金庫の中全部!
あなたに弁償してもらいますからね!」
「ダメだ!もうこれ以上君に金を送ることは出来んよ
シルヴィア」
「いいえ、送ってもらう!」
「シルヴィア!」
「必ず送ってもらうわよ!
今から弁護士に電話しますから!」

一方的に電話を切られ、頭を抱えるベン・ホーンは、
ビバリーを食事に誘う。

※ベンジャミン・ホーンとシルヴィアは離婚はしていないかもしれないが、
少なくとも現在は一緒に住んでいないらしい。


ツイン・ピークス:丸太おばさんの自宅

丸太おばさんはホークと電話中。

「ホーク、電気がハミングしてる
山の中や川から聞こえてくる
そして海と星の間で舞い踊り
月の周りで輝くの
でも近頃は輝きも消えかけ
残った闇の中には何があるのか
トルーマン兄弟はどちらも真の男たち
あなたの兄弟よ
その他にも良き者たちがあなたのそばにいる
もうすぐ円が完成する
時と空間の夢に目を凝らし耳を傾けて
まるで川にように今こそ溢れだす
それであり、それでない
ホーク、ローラのことよ」

丸太おばさんの言葉を黙って聞いているホーク。


ツイン・ピークス:ロードハウス

今夜の出演者は、Rebekah Del Rio

演奏されている曲『No Stars 』はこちら👉YouTube

※Rebekah Del Rioデヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』にも出演。
この曲『No Stars』にはデヴィッド・リンチも参加している。
ロードハウスのライブシーンは今シーズンの半ばお約束になっているが、今エピソードはほぼフル・コーラスの7分という長いシーンになっている。
マルホランド・ドライブ』のRebekah Del Rioの出演シーンはこちら
👉Mulholland Drive - LLorando (Crying) - English Subtitles - YouTube

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全18話の折り返し地点を過ぎ、
今エピソードは、新たなキャラクターの登場も、
前シーズンのキャラクターの再登場もなし。
ここへきて、バラバラだったピースが少しずつはまってきた印象。
これは考え過ぎかもしれないけど、
ツイン・ピークス、ラスベガス、サウスダコタと同時進行でストーリーが進んでいるようでいて、
実はそれぞれの場所での時間経過にはズレがあるんじゃないか?
やっぱり、考え過ぎかな?

最近未見だったリンチ作品の『イレイザーヘッド』と『エレファント・マン』を観たのだが、
いやあ、デヴィッド・リンチ、ぶれない人だなと。
特に、何から何まで自分でコントロールしたというデビュー作『イレイザーヘッド』には、
ツイン・ピークス』に繋がる要素満載です。
未見の方は是非!

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⚫︎ツイン・ピークス The Return (全18回)
TWIN PEAKS THE RETURN
監督:デヴィッド・リンチ
脚本:デヴィッド・リンチ,マーク・フロスト
音楽:アンジェロ・バダラメンディ


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👇『ツイン・ピークス The Return 』DVD、Blu-rayはこちら

👇前シリーズ『ツイン・ピークスBlu-rayはこちら

👇前シリーズの前日譚『ツイン・ピークス:ローラ・パーマー最期の7日間』Blu-rayはこちら

👇アンジェロ・バダラメンティによるサウンド・トラックはこちら

👇ツイン・ピークスの空白の25年間が明らかになる(らしい)『ツイン・ピークス シークレット・ヒストリー』はこちら(欲しい。。。)

ツイン・ピークス シークレット・ヒストリー

ツイン・ピークス シークレット・ヒストリー

👇前シリーズの謎を解く鍵だった『 ツイン・ピークス ローラの日記』も再販。
旧バージョン持ってたけど、ブックオフに売ってしまった。。。

👇デヴィッド・リンチのデビュー作『イレイザーヘッド』はこちら

イレイザーヘッド デイヴィッド・リンチ リストア版 [Blu-ray]

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👇日本でも大ヒットした実話ベースの作品『エレファント・マン』はこちら

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👇Rebekah Del Rioが出演している『マルホランド・ドライブ』はこちら