極私的映画案内

新作、旧作含め極私的オススメ映画をご案内します。時々はおすすめ本も。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

キリング・イヴ/KILLING EVE SEASON 1

キターッ!!! エピソード1を観ながら、 久しぶりに心の中で叫んだ私的大ヒットドラマ! キリング・イヴ/KILLING EVE世界各国で暗躍する凄腕の美しき暗殺者ヴィラネル。 一連の犯行が女の犯行だと見抜き、MI6の極秘捜査班に抜擢される元MI5職員イヴ…

今月の読書 〜2019年5月〜

今月の読書、2019年5月分をお届けします。 オススメは、フォークナー『響きと怒り』、 真藤順丈『宝島』、木下古栗『人間界の諸相』、 ジェームズ・ボールドウィン『ビール・ストリートの恋人たち』、皆川博子『夜のリフレーン』。 ■響きと怒り/ウィリアム…

今月の読書 〜2019年4月〜

今月の読書、4月分をお届けします。 オススメは、ケン・リュウ『生まれ変わり』、エトガル・ケレット『クネレルのサマーキャンプ』、トム・ハンクス『変わったタイプ』、短編集が三冊となりました。 ■生まれ変わり/ケン・リュウ 古沢嘉通・他訳 早川書房(…

ビューティフル・デイ

その身体が語るもの シンシナティ。 ホテルの一室。 ベッドに横たわり、ビニール袋をかぶって荒い息を繰り返す男。 アジア系の少女が写った写真を焼き、 血まみれのハンマーを拭う。 “Sandy ”のネームネックレス、携帯電話、その他もろもろをビニール袋に放…

今月の読書 〜2019年2月、3月〜

今月の読書、2月分、3月分をお届けします。 特に2月はあまり読めませんでしたが、中身の充実した読書時間でした。 オススメは、ナオミ・オルダーマン『パワー』、 エリザベス・ストラウト『何があってもおかしくない』、ジョーダン・ハーパー『拳銃使いの娘…

今月の読書 〜2019年1月〜

今月の読書、2019年1月分をお届けします。 1月のオススメは、アッティカ・ロック『ブルーバード、ブルーバード』、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』。 ■ブラック・スクリーム/ジェフリー・デーヴァー 池田真紀子訳 文藝春秋 THE BURIAL HOUR/JEFFERY DEA…

2018年のオススメ本

韓国映画界が次々と傑作を生み出しているんだから、 韓国文学が面白いのも当然といえば、当然。 この流れは、2019年も続きそうです。 というわけで、2018年のベストには韓国文学の三冊を選びました。 (翻訳は三冊とも斎藤真理子さん!) また、シリーズもの…

今月の読書 〜2018年12月〜

今月の読書、12月分をお届けします。 オススメは、ジョゼ・ルイス・ペイショット、 ポール・オースター『インヴィジブル』、 コニー・ウィリス『ブラックアウト』『オール・クリア』、チョン・ミョングァン『鯨』。 年末に年間ベスト級続々の豊作の12月。 …

今月の読書 〜10月、11月〜

今月の読書、10月分、11月分をお届けします。 オススメは、高田郁『みをつくし料理帖』シリーズ。 今までなぜ、このシリーズと出会っていなかったのか? ■オリエント急行殺人事件/アガサ・クリスティー 講談社(講談社文庫) 久万嘉寿恵訳 Murder on the Or…

今月の読書 〜2018年9月〜

今月の読書、9月分をお届けします。 オススメは、ドン・ウィンズロウ『ザ・カルテル』、山尾悠子『飛ぶ孔雀』、R・J・パラシオ『もうひとつのワンダー』。 ■戦時の音楽/レベッカ・マカーイ 藤井光訳 新潮社(新潮クレスト・ブックス) MUSIC FOR WARTIME/…

今月の読書 〜2018年8月〜

今月の読書、8月分をお届けします。 オススメは、デニス・ルヘイン『あなたを愛してから』とドン・ウィンズロウ『犬の力』のエンタメ小説2冊。 ■収容所のプルースト/ジョゼフ・チャプスキ 岩津航訳 株式会社共和国 Proust contre la déchéance,Conférences…

今月の読書 〜2018年6月、7月〜

今月の読書、2018年6月分、7月分をお届けします。 ベストは、イザベル・アジェンデ『日本人の恋びと』、グレアム・スウィフト『マザリング・サンデー』、多和田葉子『地球にちりばめられて』、ファン・ジョンウン『誰でもない』。 ■穢れの町 アイアマンガー…