極私的映画案内

新作、旧作含め極私的オススメ映画をご案内します。時々はおすすめ本も。

ツイン・ピークス The Return Episode 2 〈第2話〉

EPISODE 2


▪️サウスダコタ州バックボーン:バックボーン警察署留置所、ビル・ヘイスティングス

フィリスとの面会を許されたビル・ヘイスティングス(地元高校の校長)。
保釈は無理だという弁護士ジョージ・バウツァーからの伝言を伝えるフィリス。
ルース・ダベンポートとの浮気を認めたビルはルースの部屋には夢の中で行ったと主張する。
前から浮気を知っていたというフィリスに、
ビルは、お前こそジョージと浮気してただろと凄む。

「あんたはもうお終いよ
終身刑は間違いなし
死ぬまで刑務所暮らしね
さよなら、ウィル」

フィリスはこう捨て台詞を吐き、立ち去る。

外で待っていたジョージに

「バレてたわ、少ししたら家に来て」

と告げるフィリス。
何でこんなことにと頭を抱え嘆くビル。
一方、ひとつ置いた隣りの房には顔を黒塗りし浮浪者のような格好をした男(?)の姿。
やがて、その姿は煙のように消える。

自宅に戻ったフィリスを待っていたのは、
何とバッド・クーパー。

「上出来だ。人間の本性をむき出しにしてる。
これはジョージの銃だ」

そう言うと、
バッド・クーパーは容赦なくフィリスの顔面を撃つ。


▪️ラスベガス:とある立派なオフィス

ダンカン・トッドロジャーを呼び出し、
札束を渡す。

「採用だと伝えろ」

「どうしてあの男の言う通りににこんなことを?」

ロジャーが尋ねると、トッドはこう答える。

「ロジャー、出来ることならあの男のような奴には関わるな、
君の人生には入れるなよ、ああいう男は」

※トッドもロジャーも“あの男”も一体どんな組織の誰なのか全く不明。
一体どんな仕事に、誰を採用したというのか


▪️サウスダコタ州(あるいは近隣の州):とあるダイナー

踏切の警報が鳴り、遮断機が下りる。
警笛を鳴らしながら電車が通過する。

ダイナーではバッド・クーパー、レイ、ダーリャ、
ジャックが食事中。
ビル・ヘイスティングスの秘書(ベティ?)から情報を聞き出すようレイに命じるバッド・クーパー。

※バッド・クーパーとサウスダコタの殺人事件との関係は?
ヘイスティングスの秘書ベティからどんな情報を聞き出そうというのか?


▪️ツイン・ピークス:森の中

夜の森の中を歩くホーク副署長は丸太おばさんと電話中。
今夜ここで何かが起きるはずだと言うホーク。

「星々は巡る
そしてその時がやって来る」

ホークは25年前クーパーがブラックロッジへ姿を消したスズカケの木の場所に辿り着く。


▪️ブラックロッジ

赤いカーテンの部屋にクーパー捜査官と
“片腕の男”フィリップ・ジェラード

Is it future or is it past?
これは未来か?それともこれは過去か?
Someone is here.
誰かがここにいる。

フィリップが姿を消すとローラ・パーマーが現われる。

Hello,Agent Cooper.
こんにちは、クーパー捜査官。
You can go out now.
あなたはもう行っていい
Do you recognize me?
私が誰か分かる?
I feel like I know her but sometimes my arms bend back.
知っている気がするけれど、
私の腕は時々後ろに曲がるの
I am Laura Palmer.
私はローラ・パーマー
I am dead,but yet I live.
そう私は死んだ、でも生きてる

ローラは顔面を仮面のように外すと、
そこは眩しく発光している。

「いつ出て行けるんだ?」

クーパーが問うと
ローラは彼に歩み寄りキス、
何事か耳元で囁く。
絶叫と共に姿を消すローラ。
赤いカーテンが消え、白い馬が姿を現わす。

再び、“片腕の男”フィリップ・ジェラード。

Is it future or is it past?
これは未来か?それともこれは過去か?

クーパーが片腕の男の後をついて行くと、
そこには頭部のようなものがついた奇妙な木が。

The evolution of the arm.
そこに立っているのは進化した腕だ。

I am the arm. And I sound like this.
私は腕だ。私はこんな音がする。
Do you remember your doppelgänger?
覚えているか?お前のドッペルゲンガーを?
He must come back in before you can go out.
まず彼が戻らねばならない。
そうすればお前が出られる。

※“進化した腕”は25年前クーパーが姿を消した森のあの“スズカケ”の木なのか?
ドッペルゲンガー”とはバッド・クーパーのことなのか?
巨人がクーパーに聴かせた音は腕が出す音だったのか?
25年前、ブラックロッジでローラはクーパーの耳元に「私は父に殺されたの」と囁いたが、
今度は何を囁いたのか?


▪️サウスダコタ州(あるいは近隣の州)

ベンツを乗り換えるバッド・クーパー。
ベンツを車庫にしまったジャックを呼び寄せ、彼の顔面を無言で揉みしだくバッド・クーパー。

夜モーテルに戻って来るバッド・クーパー。
部屋には下着姿のダーリャ。
誰かと電話中だが、慌てて切る。
クーパーとの約束の場所に現れなかったレイ。
ジャックと話していたというダーリャに
ジャックは2時間前に死んだとクーパーは告げる。
ダーリャに電話の録音を聴かせるバッド・クーパー。
ダーリャの電話の相手はレイだった。
レイは、銃を所持して州境を越え、
サウスダコタの連邦刑務所にいるという。

「ジェフリーズからまた電話があった
明日の夜クーパーが近くにいたら殺せ
お前が殺るんだ、ダーリャ。必ず仕留めろよ」

バッド・クーパーは誰に雇われたのかとダーリャを問い詰めるが、彼女はレイが知ってると答える。
バッド・クーパー殺害の報酬は50万ドル。
明日はブラックロッジに戻されるはずだったが、
一つ計画があるのでまだ戻れないというバッド・クーパー。

「レイは座標について何か言ってたか?」

ダーリャは秘書から何か聞いたということしか知らなかった。
バッド・クーパーはトランプのカードをダーリャに見せ、前に見たことがあるかと尋ねる。

「俺はこいつが欲しいんだよ」

♠️のエース。絵柄は悪魔を思わせる。
バッド・クーパーはダーリャの45口径で彼女を殺す。

通信機器と思しきものを取り出すバッド・クーパー。

「フィリップ?」
「遅刻だ」
「止むを得ずな」
「ニューヨークで会いたかったが、
まだバックホーンにいるようだな」
「そっちはまだ行方不明か?」
ガーランド・ブリッグス少佐にあったんだろ」
「何で知ってる?フィリップ?」
「実は別れを言うために連絡した」
フィリップ・ジェフリーズだよな?」
「お前が明日戻るなら、
俺はまたボブと共にいよう」
「誰なんだ?」

そこで通信は途切れる。
バッド・クーパーはFBIのサイトにアクセスし連邦刑務所の情報を手に入れる。
部屋を出ると、隣の部屋をノックするバッド・クーパー。

部屋には銃を持ったガウン姿の女シャンタル・ハッチェンス
バッド・クーパーは隣の部屋の始末を彼女に命じる。
二、三日中にシャンタルと彼女の夫ハッチにある場所へ行ってもらいたいというバッド・クーパー。

※フィリップ・ジェフリーズといえば『ローラ・パーマー最後の七日間』に登場した失踪したFBI捜査官(演じたのは故デヴィッド・ボウイ)。
レイに電話をかけてきたというジェフリーズとフィリップ・ジェフリーズは同一人物なのか?
シャンタル役は、ジェニファー・ジェイソン・リー


▪️ブラックロッジ
進化した腕のメッセージ。

253
Time and time again.
253
何度も何度も繰り返す
Bob Bob Bob
ボブ ボブボブ
Go now!
さあ行け!
Go now!
さあ行け!


赤いカーテンの廊下を行きつ戻りつするクーパー。
ソファのある部屋に行き着くと
そこにはローラ父親、亡きリーランド・パーマーの姿がある。

Find…Laura
ローラを探せ

立ち去るクーパー。

進化した腕と一緒にいるフィリップ・ジェラード。

Something 's wrong.
何かがおかしい

進化した腕
My doppelgänger.
我がドッペルゲンガー

クーパーがカーテンを開けると外は真っ直ぐな道路。

クーパーは道路を俯瞰する位置。
一台の車が走って来る。
乗っているのはバッド・クーパー。

non-exist-ent!
存在しない!

進化した腕の絶叫と共に床が揺れ出し、
クーパーはニューヨークの例のあのビルへ。
窓からガラスのボックスに侵入したクーパーは
ボックス内を浮遊。

そのタイミングはサムがトレイシーを部屋に入れる直前。
クーパーは再び飛ばされる。


▪️ツイン・ピークス:セーラ・パーマー宅

ローラの母親セーラ・パーマーがひとりでテレビを見ている。
相変わらずのヘビー・スモーカー。
メスライオンが草食動物を襲う様子を食い入るように見つめている。


▪️ツイン・ピークス:ロード・ハウス

バンドが演奏中で、混雑した店内。
若い男を連れて店に入ってきたのは、
ローラの秘密の恋人だったジェームズ・ハーレイ

ボックス席にはRRダイナーのウェイトレスだったシェリー・ジョンソンの姿がある。
どうやらママ友達(?)との女子会中。
シェリーは娘ベッキーの夫が気に入らないらしい。

ジェームズは事故に遭い、
それ以後喋らなくなったと話すシェリー。
バーカウンターからシェリーに秋波を送る男。

微笑むシェリー。
シェリー達の様子を見て微笑むジェームズ。

※25年前のジェームズは濃い黒髪が印象的な青年だったのでこの坊主頭にはかなり驚かされたが、
シェリーの言うように年齢を重ねたジェームズも素敵!
それにしても、ジェームズの連れに若い男の右手の手袋が気になる。

今夜の、ロード・ハウスのバンドはChromatics

エンディングの曲、Chromatics『SHADOW 』はこちら👉CHROMATICS "SHADOW" - YouTube

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夢の中でルース・ダベンポート部屋行ったというウィル・ヘイスティングスはかつてのリーランド・パーマーのように彼女を殺してしまったにだろうか?
“片腕の男”フィリップ・ジェラードの失われた左腕が赤いスーツの小人だったが訳だが、
更に進化して何と木!
おまけに噛んだガムを丸めたような頭部。
もう情報量が多すぎて何が何やら状態だが、
この翻弄される感じが実は気持ち良かったりする。

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⚫︎ツイン・ピークス The Return (全18回)
TWIN PEAKS THE RETURN
監督:デヴィッド・リンチ
脚本:デヴィッド・リンチ,マーク・フロスト


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👇前シリーズの前日譚『ツイン・ピークス:ローラ・パーマー最期の7日間』Blu-rayはこちら

👇アンジェロ・バダラメンティによるサウンド・トラックはこちら